スポーツ医・科学
当協会では,スポーツ医・科学委員会を中心に,競技力の向上についての科学的研究やスポーツ選手の健康管理に関することなど,以下の事業等に取り組んでいます。
Ⅰ 国体監督等スキルアップ事業
国体監督及びコーチが,スポーツ医・科学委員による国体選手(国体候補選手も含む)を対象とした研修会等を企画・運営することにより,国体監督・選手等がスポーツ医・科学に関する知識を身に付け,指導及び競技力向上に生かすことを目的として実施しています。
1 対象期間
平成30年度~令和2年度
2 事業分野
⑴ メディカルチェック
⑵ 体力測定及び体力トレーニング処方
⑶ メンタルトレーニング
⑷ 運動障害予防
⑸ 栄養指導(サプリメント,プロテイン等含む)
⑹ アンチ・ドーピング指導(サプリメント,プロテイン等含む)
⑺ スポーツ歯科医学の実践(マウスガードの応用,口腔疾患の予防)
⑻ 女性アスリートのサポート
3 対象競技
水泳(水球),ライフル射撃,フェンシング,カヌー(スプリント),
自転車,セーリング,ウエイトリフティングの7競技で実施。
4 令和3年度以降の取組
国体実施競技団体に希望調査を行い,スポーツ医・科学委員会で対象競技を
決定します。
Ⅱ ドーピング防止対策
1 ドーピング防止教室・啓発事業
国体選手等に対してドーピング防止教育・啓発活動を実施し,薬物乱用・誤用防止の意識を高めるとともに,健全なスポーツ活動を推進することを目的として実施しています。
⑴ 実施内容
ア 各競技団体ごとのドーピング防止講習会(国体実施の全競技で実施)
イ 国民体育大会結団式での講話
ウ 競技力向上ステップアップ研修会での講話
⑵ 講師
日本アンチドーピング機構公認スポーツファーマシスト
2 競技団体担当スポーツファーマシスト
2023年鹿児島開催の特別国民体育大会を見据えて,公益社団法人鹿児島県薬剤師会の協力のもと,各競技団体担当スポーツファーマシストを決定しました。
Ⅲ スポーツドクターの養成
1 公認スポーツドクターとは
日本の医師免許を持ち,日本スポーツ協会が実施する所定の講習会を修了し,認定された医師です。
スポーツドクターは,スポーツ医学の知識を活かし,スポーツをする人たちの健康管理やスポーツ障害の予防,治療等を行うとともに,スポーツ医学の研究,教育,普及活動にあたっています。
2 県内の公認スポーツドクタ-
(R2年10月現在)
公認スポーツドクター | 106人 |
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公認スポーツドクター受講中 | 4人 |
計 | 110人 |
3 スポーツドクターの養成
公益財団法人日本スポーツ協会公認スポーツドクターの資格を取るには,公益財団法人鹿児島県スポーツ協会あるいは本県加盟団体から推薦を受け,所定の講習を修了し,活動内容の審査を経て登録した人を公益財団法人日本スポーツ協会会長が認定します。
詳しくは,公益財団法人鹿児島県スポーツ協会へお問い合せください。
4 スポーツドクター協議会
スポーツドクター相互の連携を密にし,スポーツドクターの資質の向上を図るとともに,競技団体,体育協会,地域社会との連携によって競技力の向上や県民の健康・体力の向上及びスポーツの振興に寄与することを目的として,平成7年に設立しました。
Ⅳ アスレティックトレーナーの養成
1 公認アスレティックトレーナーとは
スポーツドクターをはじめコーチ等との緊密な協力のもとに、プレーヤーの安全・健康管理、スポーツ外傷・障害の予防、救急対応、アスレティックリハビリテーション及び体力トレーニング、コンディショニング等にあたる方のための資格です。
2 県内の公認アスレティックトレーナー数
(R2年10月現在)
公認アスレティックトレーナー | 24人 |
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公認アスレティックトレーナー受講中 | 3人 |
計 | 27人 |
3 アスレティックトレーナーの養成
公益財団法人日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取るに は,公益財団法人鹿児島県スポーツ協会や中央競技団体等からの推薦を受け,所定の講習を修了し,活動内容の審査を経て登録した人を公益財団法人日本スポーツ協会会長が認定します。
詳しくは,公益財団法人鹿児島県スポーツ協会へお問い合せください。
4 アスレティックトレーナー協議会
アスレティックトレーナー相互の連携を密にし,アスレティックトレーナーの資質の向上を図るとともに,競技団体,体育協会,地域社会との連携によって競技力の向上や県民の健康・体力の向上及びスポーツの振興に寄与することを目的として令和元年に設立しました。今後,会員の確保とともに,各種研修会等を実施していく予定です。